2022.03.01

TAKUMI TOKYOとは 〜 「技術と感動の架け橋」を担う 〜

確かな技術を持つ日本各地の職人たちと手を取り、時代や流行に左右されない「本当にいいもの」を1つずつ丁寧に創る。

そして「つくるひと」から「つかうひと」へ。

TAKUMI TOKYOは、2017年の創業以来、「技術と感動の架け橋」を担うことを使命として活動しています。

その使命はなぜ生まれたのか?

クリエイティブディレクター・田中将実の歩んできた道のりとブランド立ち上げまでの背景をご紹介します。

幼い頃の「ものづくり」が原点

TAKUMI TOKYOの創業メンバーでありクリエイティブディレクターを務める田中将実は、幼い頃から「ものづくり」や絵を描くことが好きで手先が器用だった原体験をきっかけに、都内にあるシルバーアクセサリーの工房に弟子入りしました。20代前半で駆け出しの当時は、「デザイン」ではなく、あくまでも職人の見習いとして「ものづくり」に打ち込みました。その過程で皮革製品の製作にのめり込んだ田中は、「皮革の本場で知識と技術を学びたい」と思い立ち、2011年に単身ヨーロッパへ渡ります。

プロダクトのデザイン風景

フィレンツェでの運命的な出会い

ヨーロッパを旅する途中、イタリア・フィレンツェで運命的な出会いを果たします。現地で立ち上げたブランドが高い評価を受けていた日本人デザイナーのアトリエで修行する機会を得たのです。イタリアで学んだ伝統技術を守りながら、素材を吟味、仕上げの美しさと最後までシンプルに拘るという師匠の姿勢に感銘を受けました。デザイナーとしての顔も持つ田中の『気品』『洗練』『本質』に重きを置いた〈モノづくり精神〉は、このイタリア・フィレンツェで培われました。僅か2ヶ月という長いようで短い修行期間を経て、いざ日本へ帰国します。

ボローニャで開催された世界最大の国際皮革見本市「リネアペッレ」

流行り廃りのその先に見えた世界

帰国後間も無く、旧友からの誘いでアパレルブランドの立ち上げに参画しました。初めて皮革製品のデザイナーと製作を兼務して、慌ただしい日々を過ごすことになります。この時、若い世代に支持されるブランドへと瞬く間に成長していくのを目の当たりにして、流行り廃りを追いかけて「作り手側が発注側に寄り添う」=職人気質な受け身のスタイルが自分に合っているのか疑問を抱くようになりました。「自分の届けたいモノを作りたい」と自ら独立を決意して、2016年自身のネームをブランドに掲げた「MASAMI TANAKA」を発表しました。

プロダクトの製作風景

TAKUMI TOKYO 誕生

「MASAMI TANAKA」は、『気品』『洗練』『本質』がテーマのレザーブランドで、デザイナー本人による手創りを軸とした「品質重視の少量生産」を行っています。いわば「デザイナー」と「職人」が絶妙なバランスで生み出す、その両方の資質を備えた田中にしかできないハンドメイド・ブティックといえます。ブランドの立ち上げからすぐに都内のセレクトショップで取り扱いがスタートして高い評価を受けました。

MASAMI TANAKAの初期コレクション

その一方で、デザイナーと職人を兼務して仕入れから製作までを行う一人完結型の創作活動では得られない「人=職人とやる意味」を次第に見出します。一人でやり続けたからこそ、その良さも悪さも理解している田中らしい答えでした。これまで自身が担ってきた職人という役割を切り離して、日本各地の職人と掛け算できたら面白い化学反応が起きて、これまでは生み出せなかったモノづくりができると考えたのです。

確かな技術を持つ日本各地の職人たちと手を取り、時代や流行に左右されない「本当にいいもの」を1つずつ丁寧に創る。そして「つくるひと」から「つかうひと」へ。

2017年、「技術と感動の架け橋」を担うことを使命として「TAKUMI TOKYO」が誕生しました。

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